理事長 佐藤慎二郎
ハートラインあゆみは、1987年(昭和52年)に精神障がい当事者のご家族や関係機関と地域の協力のもとに「仲間づくりと社会復帰のできる場所」として地域作業所を開所したのが始まりです。その当時は精神障がい者を地域で支える制度はあまりなく、障がい者に対する差別や偏見もあり、当事者やそのご家族は大変な苦労をしてきたと思います。
そのような中、平成15年に精神障がい者の地域での生活を支える活動を充実させるためNPO法人を設立し、障がい者の相談支援や地域活動支援センター・就労支援などの事業を続けてきました。
この十数年で障がい者を取りまく状況は少しずつ変わってきていますが、これからも障がいがあってもその人らしく、通う場所があり、生活を楽しむ場所があり、自分を活かせる場所と役割がある地域社会をつくっていきたいと思っています。